【毒親・毒兄】洗脳が解ける瞬間
2017年3月8日水曜日
こんにちは、あかたむです
生まれ育った家庭の中では
家の中でだけ通用するルールが
沢山あると思います。
今回はうちのルールのうち、兄に関わることで
現実が見えた瞬間があったので、
お伝えしたいと思います。
実家のルール「兄はすごい」
私の家では兄は何でも簡単にこなせて
すごい、親の自慢と言われていた。
ことあるごとに母は私に
「お兄ちゃんは、小さい頃から勉強も運動もできて
すごかったよね、〇〇君が嫉妬して、お兄ちゃんに
嫌がらせした時も、撃退して、それから家に謝りにきたもんね~
それからずっと友達やってて、カッコイイよね~」
等々、ドラマチック仕立てに自慢げに話す。
母は兄のことはまぁ、良く覚えているのだ。
そんな風に何十年も言われてきたので、
私も自然と兄は別格だ。そう思っていた。
そして、兄自身もそう言っていた。
正しく言うと、兄は
私と弟を貶める発言をすることで
自分の価値を高めていた。
兄は確かに、小学校の時、成績は良いし、運動もできた。
中学になると、テスト1週間前だけちょっと勉強するだけで
通知表には最高の5が並んでいた。
美術や技術家庭科なども例外なかった。
そのまま区域の中で上の方の進学校に進み、
大学を経て公務員になった。
母は、その兄の経歴を輝かしいものとして
今だに自慢気だ。
第三者(彼)は「大したことはないのでは?」
先日、兄のことを彼に話すと、
「世間的に見て、お兄さんは、実際たいしたことないんじゃないか」
と言われ、え…?と思いつつ考えてみると、
確かに、上には上が居るし、今の兄は称賛とは程遠いような
状態である。
その瞬間、「あ、これ親に敷かれた家庭のルールだったんだ。
兄をすごいと思え、長男を敬え、という思考をしろというルールだったんだ」
と目が覚めた。
私はそう言われるまで、ずっと兄は雲の上の存在のように
思っていた。無意識にかなわない存在だと劣等感を抱いていた。
気付いてしまえばなんてことはない。
なーんだ。と思うだけの話なのだ。
だが、これは自力では絶対に気付けなかったと思う。
人の助けがあって、初めて自覚できることもある。
なので、毒親や毒兄弟を持つ人は、
大人になって彼らを許せるようになった
などと逃げず、向き合ってほしい。
私は今後もこうやって一つ一つ自分のこじれた部分に気づき、
解きほぐしていきたい。